社会科教員に必要な資質「空間認識」養成とICT

 2020年2月22日(土)の第156回学習会でご講演いただいた、玉川大学准教授 濵田英毅先生が、Youtubeチャンネル「iTeachers」に出演されたとのお知らせをいただきました。このチャンネルでは、教育におけるICTを活用した実践を紹介しています。

 濵田先生は社会科の教員養成において、「臨場感ある語り」ができる教員を育てることを目指していらっしゃいます。臨場感のある語りは、空間認識(構造の把握)ができることで初めて可能になります。そのためには、社会的事象の広がり関係性などの奥行きについての大量の情報を収集・分析・把握・整理し、ストーリーを立てる力(自分なりに解釈し再構築する力)を高めることが必要です。

こういった力を養成するために、濵田先生はICTを活用しているとのこと。詳しくは動画をご覧ください。

 (HP管理人の私見ですが、)社会科を苦手とする中学生を見ていると、どうもこの「情報を自ら取捨選択し、整理し、ストーリーをつくる力」が弱いのではないかと感じることが多いです。中学生に対する指導場面に置き換えて考えたとき、この動画で紹介されている実践は、そういった生徒に対する指導方法の示唆を与えてくれるものでもあると感じました。ぜひ一度ご覧ください。

濵田先生の紹介ページはこちらから。

社会科学習会ホームページ

社会科学習会は、若手教員を中心に、中学校社会科の指導法や教材開発等について学びを深めたい人たちが集う会です。会長の峯岸誠先生(元 玉川大学教授、元全中社研会長)、岩谷俊行先生(元全中社研会長)のもと、東京都内で基本的に月一回定例会を開き、年に一回は巡検を行っています。学習会への参加は随時受け付けています。社会科の力を付けたい先生方、一緒に勉強しましょう!

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