社会科学習会

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社会科学習会 夏季特別講演会のご案内

 高等学校の学習指導要領が改訂告示されました。そこでは、地理総合という科目が登場し、GISの活用など新しい考えが示されています。このことを中学校社会ではどのように受け止めたらよいのでしょうか。地理教育の方向性についてお話を伺う講演会を開催いたします。初めての方も、ぜひご参加下さい。 演題 「これからの地理教育 ~ 地図・フィールドワーク・GIS」 講師 平成国際大学 特任教授  平澤 香 先生    (元 全国中学校地理教育研究会 会長)  1 期 日    平成30年8月4日(土)  午後3時~2 会 場    新宿区立牛込第一中学校 会議室       〒162-1605 新宿区北山伏町 4-13 交 通    ① 東京メトロ東西線神楽坂駅   ② 都営地下鉄大江戸線牛込柳町         いずれも下車徒歩10分 
4 時 程  ◆ 午後3:00~3:20 開会式、「社会科学習会」の紹介       ◆ 午後3:30~5:00   講演会 5 申込み 参加希望者は下記に、(お名前 所属校名 連絡先電話番号)を明記の上、FAX      またはメールでお知らせ下さい。  ※ 会場の都合で 30名で締め切りとさせていただきます。早めにご連絡をお願い申し上げます。【連絡先】社会科学習会会長 峯岸 誠(元 全国中学校社会科教育研究会長、元 玉川大学客員教授)      FAX 03-3311-2492      Eメール mine_m_h★d2.dion.ne.jp (※★を@に直して下さい)

5月 都内ミニ巡検に行ってきました。

第137回社会科学習会は5月12日に、「東京の尾根と谷」シリーズの3回目として、「神田上水跡を辿る」巡検でした。保護者会や学校行事で、現役の先生方の参加が無いことが残念でした。講師に保坂幸尚さん(元都水道局職員・水道マッピングシステム(株))をお迎えしました。保坂さんは、玉川入水の流路なども調べ、実際に踏破されているそうです。午後1時  東西線早稲田駅集合、神田川を渡り、水神社(椿山荘の崖の下)に移動し、江戸時代の江戸市街に給水していた上水について講義をいただきました。徳川家康が江戸に入府した当時は、ため池から引いた赤坂上水を利用していました。現在の「赤坂溜池」という地名がそのため池の所在地です。16世紀末には家康による江戸城下のまちづくりが本格化し、人口の増加に伴い、先ず神田上水が作られました。次いで、17世紀の半ばに玉川上水が作られ、江戸の市街地に給水されるようになりました。玉川上水は3つに分流しました。隅田川の西側は神田上水と玉川上水(分流を含む)により賄われていました。 名 称  完成年度    水源/給水範囲神田上水 天正18年(1590) 井の頭池、善福寺池、妙正寺池(湧き水)/神田・日本橋・京橋玉川上水 承応3年(1654) 多摩川/四谷・麹町・赤坂・京橋本所上水 万治2年(1659) 瓦曽根溜井/本所(小名木川辺りまで)※亀有上水ともいう青山上水 万治3年(1660) 玉川上水より分水/青山・赤坂・麻布・芝三田上水 寛文4年(1664) 玉川上水より分水/三田・芝・金杉千川上水 元禄9年(1696) 玉川上水より分水/白山御殿・湯島聖堂・寛永寺・浅草寺 松尾芭蕉が若い頃、神田上水の工事に携わったことはよく知られています。芭蕉は水神社に接するような位置に居住していたと伝えられ、それを顕彰する施設が関口芭蕉庵です。関口台の崖下で神田川に面した場所です。

第135回 学習会の報告とお知らせ

 第135回学習会は3月17日(土)に新宿区立牛込第一中学校で開かれました。今回は4月から始まる新学習指導要領への移行措置の扱いについて岩谷俊行先生の講義を頂きました。学習指導要領改訂にあたっては、現行学習指導要領から新学習指導要領への円滑な接続を図るために「移行措置」が設定されます。 具体的には、今使っている教科書を使って、内容の追加や削除を行い授業を行うことになります。そのためには、教師が移行措置の内容と方法を理解する必要があります。10年に一度のことですのでややもすると見落とされたり、経験の浅い教師は戸惑ったりすることが考えられます。文部科学省や教科書会社の資料を参考にして適切な対応が教師に求められます。以下に当面必要な講義概要をまとめました。1 移行期間  平成30年4月 1日~平成33年3月31日 ※4月 1日~全面実施 但し総則、総合的な学習の時間、特別活動は、新年度から新学習指導要領で実施 道徳は、平成30年度より先行実施可能、平成31年度より新学習指導要領で実施2 授業時数  平成30年は現行の授業時数、但し、平成31年度以降の地理的分野と歴史的分野の授業時数は新学習指導要領の規定による。3 取扱いの原則 社会科は、全部又は一部を新学習指導要領によることができる。現行学習指導要領による場合は、新学習指導要領に定める内容の一部を追加、又は適用するものとする。4 移行の具体的内容 平成30年度から平成32年度までの第1学年から第3学年まで 「領域の範囲や変化とその特色」(地理的分野)、「富国強兵・殖産興業政策」(歴史的分野)、「世界平和と人類の福祉の増大」(公民的分野)の取り扱いは下記による。(1)下記の「内容」は、次に示す新学習指導要領による。地理的分野 世界の様々な地域 「我が国 の国土の位置,世界各地との時差,領域の範囲や変化とその特色などを基に,日本の地域構成を大観し理解すること。」を加える。 日本の様々な地域 「地球儀や地図を活用し,我が国の国土の位置,世界各地との時差,領域の特色と変化,地域区分などを取り上げ,日本の地域構成を大観させる。」を省略する。公民的分野 世界平和と人類の福祉の増大 「領土(領海,領空を含む。),国家主権,国際連合の働きなど基本的な事項について理解する」の部分の規定に係る事項を加える。(2)下記の「内容の取扱い」は、次に示す新学習指導要領による。地理的分野 「領域の範囲や変化とその特色」 我が国の海洋国家としての特色を取り上げるとともに,竹島や北方領土が我が国の固有の領土であることなど,我が国の領域をめぐる問題も取り上げるようにすること。その際,尖閣諸島については我が国の固有の領土であり, 領土問題は存在しないことも扱うこと。歴史的分野 「富国強・殖産興業政策」 この政策の下に新しかく政府が行った,廃藩置県,学制・兵制・税制の改革, 身分制度の廃止,領土の画定などを取り扱うようにすること。その際,北方領土に触れるとともに,竹島,尖閣諸島の編入についても触れること。公民的分野 「世界平和の実現」 「領土(領海,領空を含む。),国家主権」に関する規定(「領土(領海,領空を含む。),国家主権」については関連させて取り扱い,我が国が,固有の領土である竹島や北方領土に関し残されている問題の平和的な手段による解決に向けて努力していることや,尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題は存在していないことなどを取り上げること。5 平成31年度と平成32年度の扱い地理的分野 「世界の諸地域」の指導に当たり、「世界の様々な地域の調査」を併せて指導する。歴史的分野 「世界の古代文明」、「ユーラシアの変化」「ヨーロッパ人来航の背景」、「市民革命」の指導に当たっての「内容の取扱い」については、新学習指導要領の規定による。6 学習評価 移行期間に追加して指導する部分を含め,現行中学校学習指導要領の下の評価規準等に基づき,学習評価を行うこと。